コンサルティング会社は世界で70万社以上あるとみられます。統計情報サービス大手スタティスタ(Statista)によると、同業界の世界市場(売り上げ)規模は、2018年に約2720億ドルと見積もられ、2019年には2850億ドル、2020年には2960億ドルに成長すると予想されます。また同業界上位10社の売上総額は、2010年から2015年の間、率平均が4%まで成長しました。
専門家や業界人によって見方は多少異なるでしょうが、コンサルティング会社の存在意義は、依頼会社に価値をもたらすことに尽きると言えます。その価値とは、依頼会社がなにを求めているかという個々の事例によって異なります。その価値を一般化するならば、下記三つに分類されるという見方もあります。
- 当該会社(依頼会社)の先入観や偏見にとらわれずに、当事者とは異なる観点や発想、知見によって解決策を見つけ出す
- 当該会社の利害関係やしがらみによって当事者にはできない解決策を実行する
- 当該会社の要望や目標、ねらいにとってもっとも効果的な解とその実行策を提言する