商船三井の企業情報

商船三井

海運

PRメッセージ

今日、食糧、衣服から家電、自動車、エネルギーに至るまで、私たちが日常使うモノの多くは世界のどこかで生産され、グローバル・サプライチェーンの長い旅を経て消費者の手に届けられます。必要なモノを必要な場所に輸送することでモノの価値を引き出し、送り出す側・受け取る側双方の暮らしを豊かにします。 商船三井のサービスは単なるモノの輸送を越え、そのモノに関わった人々の思いも運びながら、世界の人々の暮らしを支えます。近年では、輸送事業を超えて、海洋事業や風力発電関連事業にも事業領域を広げています。 海運が世界を小さく、そして世界経済を大きくします。

私たちの魅力

事業内容

海上輸送で世界の経済や暮らしを支える外航海運事業

【外航海運とは】 商船三井は創業1884年、世界最大級の運航隻数を誇る外航海運会社です。 海上輸送は世界の貿易量の90%(重量ベース)を占め、環境負荷も最も少ない輸送形態です。中でも当社は、鉄鋼原料、石炭、木材チップなどを運ぶ各種専用船、原油を運ぶタンカー、液化天然ガスを運ぶLNG船、自動車船など、多彩な分野で時代の要請に応えてきました。近年は、FSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)やFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)などの海洋事業にも取り組み、エネルギー輸送の豊富な実績を活かして、積極的に事業展開を図っています。 海運業は新興国経済の発展を受けて拡大を続けている成長産業で、なかでも国際的な自由競争の中で世界の海運をリードしてきた当社には、グローバルなビジネスに挑戦できる魅力があります。 外航海運を柱に、海外拠点約45ヶ所、450社を超えるグループ企業とともに海上輸送のリーディングカンパニーとして、これからも人々の生活と世界の発展に貢献していきます。

事業戦略

海上輸送の事業拡大による新たなバリューチェーンを創造

米国で起こったシェール革命はエネルギーに関わる世界の地政学、そしてエネルギーの海上荷動きにも大きな変動をもたらしています。商船三井はこれまでの原油、LNGといったエネルギーの海上輸送(中流)からさらに上流/下流に踏み込んだ海洋事業を積極的に拡大します。製品物流の分野では、生産地が消費地の近くに移転されるなど、多様化の動きが進んでおり、コンテナターミナルなどの陸上ビジネスもサービスの差別化ツールとして展開し、新たな事業領域を開拓します。エネルギー・資源・食料の逼迫等、社会的課題を輸送の力で解決し、確かな成長を実現するためにビジネスへの投資と同様、安全運航、環境保全、人材育成に最大限注力していきます。

私たちの仕事

<桑田 宏則/自動車船部 営業第四グループ 2007年入社 (現:自動車船部 運航・コスト管理チーム所属)> 商船三井では、海運業の総合的な見地を持つプロフェッショナルとなるべく、ジョブローテーション制度の下で様々な業務を経験します。 私は財務部の船舶金融グループから社会人としての道をスタートしました。担当業務は新造船の資金調達でした。当社が運航する船を有利に手に入れるためには、1.建造した船を所有する、2.リースで保有する、3.船主が所有する船を借り受けるという3つの方法があります。私は競争力のある船隊を整備するために資金をどのように組んで船を手に入れるのか、財務状況と金融市況を見ながら最適な解を導き出す仕事をしてきました。 現在は自動車船部に所属し、自動車船による完成車の三国間輸送の航路管理に携わっています。私が管理を担当する航路は、2カ月以上かけて大西洋を一周するような長期間のものが多く、航海全体を見渡して、船が予定された寄港地で滞りなく貨物の積み降ろしができるように、現地法人や代理店と連絡を取り合って、船の運航スケジュールをコントロールしています。長い航海中には、荒天、事故、ストライキ、港の混雑といった何らかのトラブルの影響を受ける事もあります。例えば寄港予定地で起きたストライキで自動車の部品工場が停止したときなどは、出荷される完成車がなくなるため寄港を取りやめるなど、採算を考えて臨機応変に解決案を考えています。トラブルをうまく切り抜けて、無事にひとつの航海を終えたときは、安堵にも似た達成感を覚えます。 さらに、毎月運航しているそれぞれの船の収益を算出し、航路全体の採算を集計・分析します。こうしたデータを基に、航路の中長期戦略を検討する事も重要な業務の一つです。 同じ会社の中でも、部門によって関係するお客様や扱う船の種類が違うため、それぞれ仕事の進め方も異なり、独特の雰囲気があります。私が経験した2部門でも雰囲気は異なりますし、同期に話を聞いても違いを感じます。このようにそれぞれの職場に異なるカラーがあるからこそ、総合海運企業としての一人ひとりの個性が活かされるのだと思います。 私自身も、これからは、部門全体のビジネスを把握して、現場で起こる様々な問題に対応できるよう多くの引き出しを持ち、商船三井の中で自分のカラーを発揮できる一人前の人間になりたいと思います。

働く環境

組織の特徴

商船三井の未来の経営を担う人材

【ジョブローテーション】※陸上総合職のケース 入社後は国内外を問わず様々な部署を経験するジョブローテーションを経て、海運のプロフェッショナルとして成長して頂きます。新たな物流を生み出す時代の流れを読み取り、グローバルな舞台で難易度の高いプロジェクトにも果敢に挑戦します。入社後10年の間には、ほぼ全社員が一度は海外赴任、乃至は海外長期出張や海外研修を経験します。 【チームで仕事】 陸上総合職は約800名と非常に少なく、一度関わった人とまたどこかで繋がることも多く、社員同士の距離が近い為、チームワークよく仕事に取り組んでおります。また、若手のうちから責任ある大きな仕事を任されます。

人事・人材開発制度

研修制度

階層別研修、海外実務研修、海外短期留学、中国語等語学研修、乗船研修、新入社員英語力強化研修 等

社内制度

ジョブローテーション、海外駐在

福利厚生

独身寮、社宅、保養所、総合グラウンド、社員クラブ、クラブ活動、住宅財形制度、貸付金、社員持株会、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、選択制企業型確定拠出年金 等

キャリアパス

商船三井は、ジョブローテーションをキャリアパスの柱としています。 さまざまな事業分野を有する総合海運企業を支え、グローバルかつ総合的な海運のプロフェッショナルを育成するため、常に新しいチャレンジ環境での成長とスキルアップを促しています。海運プロフェッショナル育成期間である若手時期は、少なくとも3つ以上の異なる業務を経験することで、幅広い知識を習得する期間です。その中で、個人の適性を見極めつつ、成長の礎を築きます。専門性・マネジメント力強化期間である中堅時期は、特定分野のプロフェッショナルに必要な業務知識・能力を深度化する期間です。その中で、主体的な実行力や、成果を生む組織マネジメント力を磨きます。その後本社・グループ会社経営者育成期間にて、会社組織、グローバルな市場、社会を俯瞰的で中長期的な視点で見ることができる、次世代経営者の育成を行います。また、部下や後継者の育成にも責任を持ちます。

企業データ

設立

1884年

本社所在地

〒105-8688 東京都港区虎ノ門2丁目1番1号

代表者

橋本 剛

資本金

約654億円

売上高

約9,914憶円(2021年3月期 連結)

従業員数
1,119名(陸上794名 海上325名):他社への出向者等を除く
(2021年03月現在)
事業所

国内:東京 海外:世界40ヵ所以上

募集・採用・雇用管理に関する状況

新卒採用者数と離職者数(過去3年)
2021年度入社 29 うち離職者数 0名
2020年度入社 30 うち離職者数 2名
2019年度入社 30 うち離職者数 2名
新卒採用者の男女別人数(過去3年)
2021年度入社 男性 15 女性 14名
2020年度入社 男性 17 女性 13名
2019年度入社 男性 22 女性 8名
平均勤続年数

15年

平均年齢

39.0歳

平均残業時間(月間)

43.8

女性比率
役員:11.11%
管理職:6.9%