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株式会社電通国際情報サービス(ISID)

「やりたいことがある」
── 信念を持って挑戦する人と歩みたい。

ISIDINFORMATION SERVICES INTERNATIONAL-DENTSU, LTD.

伊藤  謙介/斉藤 ゆい
伊藤  謙介
コーポレート本部
人事部 採用グループ
斉藤 ゆい
コーポレート本部
人事部 採用グループ

電通国際情報サービス(ISID)は1975年、単独の広告会社として世界トップクラスの売上高を誇る株式会社電通と、米国屈指の優良企業General Electric Company(GE)との合弁により設立された。以来、先進的な情報技術をベースに、アイデアとクリエイティビティを掛け合わせたユニークなIT専門家集団として躍進。現在は、金融ソリューション、ビジネスソリューション、製造ソリューション、コミュニケーションITの4つの事業領域で、コンサルティング、業務アプリケーション開発、IT基盤構築・運用などのソリューション、サービスを様々な業界に提案し、実現している。設立時から受け継ぐグローバルな視野とチャレンジスピリット、「人間魅力」に支えられた“ワクワクできるIT”で、新たなソリューションやサービスを次々と生み出している。

設立時から受け継ぐ
先駆者としてのDNA

斉藤ISIDは社名に電通の名前が付いています。電通の社内システムの開発・運用を行っている会社と受け取られがちですよね。

伊藤実際そういう業務もあるし、電通のマーケティング力を生かした企業のデジタルトランスフォーメーションの支援も担っているけれど、それは当社の業務の1つでしかないですね。私は当社をイメージしてもらうために、設立時の話をよくするんです。

斉藤設立は1975年ですね。

伊藤当社はその年の12月に、電通と米国のGeneral Electric Company(GE)のジョイントベンチャーとしてスタートしました。当時GEが提供していた最先端のITサービスである「タイムシェアリング・サービス(TSS、大規模コンピュータリソースを国際ネットワーク経由で共同利用させるというもの)」を日本の企業に提供したいと考えたんです。まだパソコンもインターネットも普及していない時代です(当時のネットワークは国際電話回線でした)。時代を先取りする非常に先駆的な取り組みでした。その後、日本企業の海外進出が本格化する時代に入ると、ISIDは様々な業務アプリケーションを開発してTSS上で提供してゆくことになります。

斉藤現在の金融・製造・流通・サービスなど様々な業界や業務向けのシステム開発・ソリューションサービスの事業もその歴史が原点となっています。

伊藤ものづくりの世界では今や当たり前になっているCAE(Computer Aided Engineering)。試作品によるテストや実験の代わりに、コンピュータを用いてシミュレーションし分析する技術です。このCAEを日本の製造業に初めて紹介したのは当社です。その時々の最先端のテクノロジーやサービスをいち早く日本に紹介し、日本企業をサポートしていくという先見性やチャレンジ精神は、現在のISIDにも脈々と受け継がれている。これこそ私たちのDNAだと思います。

この“規模感”だからこそ
多様な成長の道がある

伊藤当社は売上高や従業員数を見ると、同業他社の中で中くらいの規模感になります。この“大きすぎない”という規模感も仕事のおもしろさ、成長のしやすさにつながっていると思うんです。

斉藤若手社員でも早くから裁量を持って活躍している人が大勢いますよね。一般的には会社が大きくなると、大きなプロジェクトのごく一部に関わるだけということもよく耳にします。

伊藤企業の基幹システムの大規模更改プロジェクトなどでは5年、6年とかかるものもありますが、マーケティングに関わるものなどではサービスインのスピードが重要視されるので、半年あるいは1~2カ月で終了するものもあります。その性格の異なるプロジェクトのどちらにも関われる可能性がある。案件の規模が大小様々で、かつ内容が多彩だということは、成長していく環境として大事だと思います。また、ひとくちにプロジェクトといっても、コンサルタント、システムエンジニア(SE)、プロジェクトマネージャー(PM)など関わり方は様々です。その選択はキャリアを積む上で大切ですが、入社間もない時点で決めることは難しい。多彩な案件があれば、複数の案件を同時に担い、案件ごとにコンサルタント、SE 、PMと役割を変えてもいい。そこで自ら適性を探り、キャリア形成の道筋を決めていくということができます。

斉藤複数のプロジェクトを担うだけでなく、他部門と兼務する人も多いですね。

伊藤中期経営計画でもX(Cross) Innovationの推進を掲げています。テクノロジー、 業界、企業、地域などの枠を超えて新たなビジネスを創出する取り組みですが、これは社内でも同様です。部署の垣根を超えて、個人個人が自分の強みや知識・ノウハウを持ち寄り、当社の新しいビジネスを創っていく。そのようなうねりが起きていると感じます。斉藤さんも人事部に来る前は兼務していましたよね?

斉藤はい。私は技術職として入社したのですが、人事の仕事がおもしろそうだったので、人事部と兼務するところからスタートしました。先ほどの規模感の話に関係しますが、上司との距離が近いので、やりたいことやそれを叶えるための異動の相談もしやすかったですね。どんなプロジェクトをやりたいか、どういうキャリアを積んでいきたいか、日々そういうことが話せました。

伊藤普段からよく話していることですが、私たちは、採用活動に関わる全ての人たちが幸せになるような人事業務を進めていきたいと思っています。社員全員が自分のやりたいと思っている働き方ができるというのが理想ですよね。

斉藤それをいかに実現するか。考えること、チャレンジすることが楽しいし、私自身のやりがいにもつながっています。

伊藤新規事業などで社会的にも注目度の高いプレスリリースが出て、そこに担当者のひとりとして自分が採用に関わった社員の名前が入っていると、とてもうれしいしテンションが上がります。

斉藤分かります! 思わずその社員にチャットで「そのプロジェクトの話聞かせて~」って連絡しちゃったり…(笑)

「とがった色鉛筆」でありたい

伊藤斉藤さんが留学生にぜひ知ってほしいと思うのはどんなことですか?

斉藤そうですね、当社の企業理念を知ってほしいです。2019年にISIDの企業理念を社員の発案で変えましたよね?

伊藤変えました! なかなか社員の発案で企業理念を変える会社って無いですよね。ボトムアップでつくりあげたものだけに、みんなが自分事として意識しているし、それが新たな社風にもなりつつあると思う。

斉藤行動指針の「AHEAD 先駆けとなる」という言葉に集約されているのですが、AHEADの頭文字一つひとつが「Agile (まずやってみる)」「Humor(人間魅力で超える)」「Explore(切り拓く)」「Ambitious(夢を持つ)」「Dialogue(互いに語り尽くす)」というキーワードを表現しています。留学生は、海外で学びたい、この国でこんな経験がしたいと考えて、頑張って挑戦していると思いますが、その積極的なマインドはこの行動指針にぴったり重なるんです。みなさんには「ふさわしい場所がISIDにはある」と伝えたい。採用グループではISIDらしい人物像を「とがった色鉛筆」とよく表現しますよね。色鉛筆は同じ色では意味がない。大切なことは、独自の色があり、かつとがっているということ。留学生にはそのイメージがあります。そういえば「とがった色鉛筆」って、伊藤さんが言い出したんですよね。

伊藤そうですね。行動指針に「人間魅力」という言葉がありますが、人間魅力とは何かと突き詰めたらここに行き着いたんです。コミュニケーション能力が高く誠実で、開拓者精神を持っている―まずこれがベースだと思うけれど、その上に欲しいのは「その人らしさ」だと思うんです。それは何でもいい。英語力があるとか、海外でやりたいことをやってきたとか、スポーツを何か頑張ってきたでもいい。国籍も問いません。一人ひとりが違った色を持った集団でありたいということです。

斉藤実際、ISIDは自分のやりたいことに対して積極的に動く人が多いですね。そしてそれを応援しようという雰囲気や社風があります。自分で信念持って切り拓く人。まわりを巻き込んで進んでいける人にぜひ来てほしい。そういう人こそ活躍できる会社だと思っています。