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外航海運
国を結び、モノを運ぶ。 価値を届け、人を支える。 日本郵船の担う”海運業”は、事業を通し世界中の暮らしを豊かにできる大きな可能性を秘めた産業です。 地球規模で繰り広げられる経済活動の一翼を担い、チーム一丸となってモノ運びを実現する経験。 “全部門横断型”ジョブローテーションにより得られる多角的な視野と、一人ひとり独自のキャリア。 広く人々に知られる仕事ではありませんが、確かなやりがいがここにはあります。 しかしいま、日本郵船の思い描く世界は、従来海運の枠組を超えた先にあります。 今回のボストンキャリアフォーラムでは、日本郵船のこれまで、いまに加え、これから目指す未来についても是非お伝えしていきたいと思っています。 皆さんにお会いできることを、社員一同楽しみにしています。
「我ら一艘の船を浮かべれば、世に一層の便をもたらし、その利は全人民の頭上に落つる理なり」 これは当社の創業者、岩崎弥太郎の遺した言葉と言われています。 創業から130年以上、人々の暮らしに価値をもたらす事業とは何か模索を続ける中で、日本郵船は定期海運会社から総合海運会社へ、そして「海・陸・空」を網羅する総合物流会社へと変革を遂げて来ました。 そして今、VUCAの時代を迎え一層厳しさを増す事業環境の中で、当社はこれまで培った強みを活かし更なる差別化に挑戦しています。 具体的には、海陸一貫輸送サービスを実現する自動車物流事業や、船舶運航で得た知見を更に広げる海洋資源開発等、これまでの”モノ運び”の枠組を超えた上流・下流ビジネスに進出し、新たな針路を切り開こうとしています。
2018年3月に発表した中期経営計画において、当社は次世代を見据えた"Digitalization and Green"を中核に据え、事業を展開しています。 具体的には、船舶の運航により得られるビッグデータの集積・活用により安全性・効率性を高めた運航を実現していくこと、そして持続可能な社会を実現すべく環境負荷を抑えた事業活動を展開し、新たな価値を創出していくことを目指しています。 例えばDigitalizationの分野においては、船内に眠る現金の流動化・現金管理による船員負担の軽減・そして将来的な陸上での電子通貨展開を見据え、他社と共同で電子通貨プラットフォーム"MarCoPay"を2019年7月に発表しました。 またGreenの分野においては、環境に優しい次世代燃料として注目されるLNG燃料の普及に寄与すべく、他社と共同で世界初のLNG燃料供給船を開発し、従来の輸送事業とは全く異なる燃料供給事業に乗り出しています。 海運・モノ運びと言えば右から左にモノを移動させるシンプルな事業構造を想像するかと思いますが、実際にはデータや人材などの膨大なアセット・技術力を礎としたイノベーション、そして半歩先を行く独自性から生み出される前例のないソリューションが要求される、クリエイティブな世界でもあるのです。
【陸上職事務系】 陸上職事務系は、「人材」「アセット」「資金」「情報」等の幅広い経営資源を活用し、陸上からモノ運びを支えていく役割を担っています。 具体的には国内・海外の拠点で、営業・運航管理・企画・環境・法務・人事・財務・経理・システム開発などを経験し、どんな職場においてもマネジメントを担うことが出来るリーダーとして成長していきます。 【陸上職技術系】 陸上職技術系は、ユーザー視点を持った少数精鋭の技術者集団として、安全かつ機能性の高い船を造り、業界全体の技術革新を進めていく役割を担っています。 具体的には国内・海外の拠点にて新造船計画・図面承認・新造船建造監督・船舶保守管理業務・営業支援・新技術開発などの部署を経験していきながら、「多方面で活躍する技術者」として経験・視野を広げていきます。 【海上職】 海上職は、機関士と航海士に分かれ、全長300mをも超える大型貨物船の安全かつ効率的な運航を担っています。 船上での経験を活かした陸上勤務も行い、3職種の中で唯一海陸両方で勤務することが大きな特徴です。 ・機関士 機関士はエンジンやプラントの性能解析、整備作業を主な職務とし、機関長を目指します。具体的には、運航船舶に搭載されている全ての機器の運転状態の監視、定期的な整備計画に基づく機器のメンテナンス業務を主に担当します。 ・航海士 航海士は船を安全に航行させることを主な職務とし、船長を目指します。 具体的には、船の安全運転・航海を担う航海当直、貨物の積み降ろしの監督をする荷役当直を主に担当します。
様々な事業を推進する日本郵船において、社員は「全部門横断型」のジョブローテーション制度によりあらゆるフィールドで活躍していきます。約3年毎に部門を超えた異動を繰り返し、事業・国・商材の異なる幅広い分野で経験を獲得することで、自らも気付かなかった自分の能力を開発しキャリアを積み上げていくことができます。 このようにあらゆる可能性が広がる一方で、常に新たな分野の知見を吸収し続けるのは恐らく想像以上に大変だと思います。 しかし当社は、ジョブローテーションを通し多角的な視野を得ることで、社員一人ひとりがどんな現場でもリーダーシップを発揮できるマネジメント人材に成長できると考えています。
一国の境界線を越えて事業を拡げる日本郵船では、社員の勤務地も全世界に広がります。 海運の要衝として知られるシンガポールを中心に、現在全世界48か国に250名以上の社員が駐在しています。 ジョブローテーションを通し、常に5人に1人が持ち回りで海外勤務を行う当社において、海外での経験はキャリアの中で多くの社員が通る道となっています。 世界中で多様な文化を持つ顧客・仲間とビジネスに取り組むことで、全世界5万人を超える日本郵船グループの中核人材へと成長を遂げていきます。
新入社員研修、階層別研修、マネジメント研修、各種業務研修、乗船研修、財務研修、英語研修、海外語学研修、英語プレゼンテーション研修など
完全週休2日制、年次休暇、夏季冬季休暇、MBA留学、LLM留学、北京留学生など
社宅・独身寮(勤務地に完備)、社員クラブ、総合運動場、保養所(箱根、那須、軽井沢)、郵船チャイルドケア丸の内保育室など
1885年9月
東京都千代田区丸の内2-3-2
代表取締役社長 長澤 仁志
1,443億1,983万円
1兆6,683億円(2019年度/連結ベース)
国内:東京(本店)・横浜・名古屋・関西・九州 海外:シンガポール・上海・ロンドン・香港・アントワープ・ニューヨーク・バンコク・ロサンゼルス・サンパウロ等 主要都市約48カ所
17.1年
40.9歳
19.7時間
17.2日(夏冬休暇含む)