入社のきっかけ、動機を教えてください。
前職の金融系シンクタンクで海外調査を行っていた際、国際税務において多国籍企業グループ内の取引における移転価格が重要な論点となっていることを知り、興味を持ったのがきっかけです。海外事業の調査経験も有していることから、国際金融取引の分析とアドバイザリー業務を行う現在のチームは自分にぴったりだと考えて入社に至りました。チームメンバーに会った際も、実績豊富かつ気さくに話していただける方が多かった点も好印象でした。
入社してからの現在のキャリアと仕事内容について教えてください。
金融移転価格(Financial Services Transfer Pricing, FSTP)チームのシニアスタッフとして、日系・外資系金融機関の国際取引の分析を行い、各拠点がどのような対価を収受すべきか、移転価格税制の観点に基づくアドバイザリー業務を実施しています。また、総合商社の資源トレーディングや、投資ファンドの国際投資、事業会社のグループ内金融取引についての分析も行っています。
仕事の面白み、楽しさ、やりがいを感じた出来事を教えてください。
移転価格は国際的な税源の争いでもあり、あちらを立てればこちらが立たないという面が大変ですが、その分面白いと思います。例えば、本社主導で英国拠点と香港拠点間の金融取引のプランニングに従事した際には、収益配分をめぐるクライアント本社の意向に対し、両拠点から異なる見解が出されました。現地EYチームやクライアントのトップレベルも交えて意見を調整しつつ、最終化に至ったことは嬉しかったです。
一日の仕事の割合を教えてください。
顧客照会対応・提案活動30%、EY内打合せ20%、分析・資料作成30%、顧客訪問20%、くらいかと思います。
複数のクライアントや案件を並行して担当するため、時期を問わず比較的バランスよく上記の活動に取り組んでいます。また、海外案件が多いことから、会議はクライアントやEYの海外オフィスとの電話会議となることも多いです。その他、EYでは専門的トピックの社内研修も多いため、週に1度程度はそれらに参加しています。
この会社で働く上で大切な事、大切にしていることは何ですか?
多様なバックグラウンドを持つメンバーの中で、自分の専門分野を持ちつつネットワークを築くことが大切だと考えています。EY内には監査からM&A、アドバイザリーに至るまで幅広い分野の専門家が揃っているので、自分の知見と同僚の専門分野を掛け合わせてクライアントのニーズに応えることが非常に重要だと感じます。また、働き方の面はフレックスタイムやリモートワークが当たり前に活用されていますので、それを活用しつつしっかり成果を出していくことが大切だと思っています。
就活の時にやっておいた方がいいことは何かありますか?
スケジュールが許す限り、インターンシップや会社訪問、OBOG訪問等を通じて、職場の風土を知った上で就職することをおススメします。フォーマルな面接だけで得られる情報には限りがあるので、若手のキャリアパスや求められる資質、働きやすさ等の環境含め。出来る限り生の情報を収集して決断することが、満足度の高い就職につながると思います。インターネット上の社員の口コミも参考になり得ると思います。
就職活動されている方にメッセージをお願いします。
EYでは多様なバックグラウンドを持つメンバーが働いておりますので、是非ご関心のあるチームのメンバーにお会いいただき、風土を知っていただけたら幸いです。プロフェッショナルファームのなかでも、EYの働きやすさは随一ではないかと思いますので、将来皆さまと一緒に働くことが出来たら嬉しいです。また、移転価格チームではインターンシップの募集も行っておりますので、実際のオフィスにいらしていただき、当社の様子を肌で知っていただくことが出来ればと思います。