FAQ

“Frequently Asked Questions” about SAP’s IT Consultant

ITコンサルタントとSEの違いはどのようなところですか?

また、役割は何ですか?

 ITコンサルタントは、SAPジャパンが持つ最新のテクノロジーと過去の経験により蓄積された豊富な業界・業務知識を組み合わせ、グローバルのエキスパートとも協業し、お客様のビジネスに最適なソリューションを提案し、実現していきます。また、SAP製品を採用いただいたお客様が長期的にメリットを享受できるように、継続的な製品イノベーションをお届けするとともに、製品活用上のトラブルを未然に防止し、IT投資のリターン最大化を支援し続けます。

 SEは、システムの要件定義・設計・開発・導入を行う役割を担います。「お客様が明示的に要望されている事項を満たすためのシステム構築」の側面が強いです。一方ITコンサルタントはプロジェクトの計画・準備段階から参加する機会が多くなります。お客様の業務プロセスを理解する業務面の知識、システム全体を見渡せる幅広い製品面・システム面の知識を持ったうえで「お客様の課題を解決するためには、どのようなITを活用するべきなのか、どのような優先順位で要望/要求を定義するべきなのか」という課題解決のプライオリティ付けも役割に含まれます。

他社と比較してSAPジャパンの
ITコンサルタントの特色は何ですか?

 SAPジャパンのITコンサルタントは、国内でのコンサルティング活動が多い一方で、国内での活動であってもグローバルで活躍している、幅広い知識や経験を持つSAPコンサルタントと協業する機会が多くあるのが特徴です。もちろん、エキスパートとしての自身のスキルを活かし、海外企業のプロジェクトへ参画し、多様性の中で自分を磨いていくこともできます。そのため、もし英語を使って仕事をしたいという姿勢があれば、それが十分に活かせる環境があります。

 製品視点ではソフトウェアベンダーになりますので、社内開発者からの最新情報を得て、SAP各種製品の深い知識や、効果的な導入方法に関する知見を身につけることができるのも特徴です。会社全体としてIoTやMachine Learning等への取り組みを進めているため、自身の成長とともに、そのような最新技術をお客様に提供していく機会に関わることも増えていくことでしょう。

入社してからの教育制度はどのようになっていますか?

 入社後はビジネスパーソンとしての基礎を身につける集合研修や、行っていただく業務に関連する各部門の説明、サービスに関する基礎研修を受けていただきます。その後はITコンサルタントとして担当する業務分野に特化した製品のアカデミーに参加し、専門知識を身につけます。製品アカデミー終了後はSAP認定コンサルタントの資格を取得していただくとともに、OJTにてプロジェクトに参画しITコンサルタントとしての実践的なスキルを習得します。

 また、入社後1~2年間は経験ある先輩がメンターとしてアサインされ、日々の仕事の進め方等のアドバイスを継続的に受けられます。

 さらに、入社直後の新卒トレーニングに限らず、従業員が継続的に利用できる、製品スキルやコンサルティングコアスキルを向上していただくためのラーニングポータルがあり、多種多様なオンライン学習コンテンツを提供しています。こちらについては四半期に一度実施されるマネージャーとのスキル開発計画についての面談を通じて、キャリアの方向性に沿ったものを選択して受講する形となります。

SAPでITコンサルタントを目指すのに役立つ資格は?

また、資格取得支援制度ありますか?

 SAPジャパンは主に、企業をお客様として企業の基幹的な業務プロセスに対するソフトウェアソリューションを提供しておりますので、そこに関連する知識、例えばコンピューターサイエンス系の知識やソフトウェア開発経験、またはアカウンティング、サプライチェーンマネジメント等、企業の基幹業務に関わる基礎知識があるほうが望ましいのは確かです。資格という観点では各種公的団体による情報処理系の資格、会計系の資格、あるいはオペレーションマネジメント系の資格が前述の基礎知識にあてはまります。

 しかしながらSAPジャパンのITコンサルタント採用においては、取得済み資格の有無や種類は重視しておりません。むしろ学業の一環として上記基礎知識に関連する科目を履修し、あるいはITコンサルタントとしての素養と大きく関連すると考えられる科目を履修し、きちんとした成績を収めていることが望ましいと考えています。具体的にはコンピューターサイエンス、経営工学/オペレーションズリサーチ、数学・統計学、会計/経営管理、物理学、工学系関連科目等、いずれかの履修歴あるいは同等の知識があることが望ましいです。これら科目への適性があれば、SAPジャパンでのITコンサルタントに必要とされるハードスキルを現時点で持っていなかったとしても、それを一定の期間に獲得可能であると考えられます(専攻としての文系理系や学部/学科ではなく、どのような科目履修状況となっているか、に注目します。所属されている大学、学部によって履修できる科目に制約があることもありますので、いわゆるMOOC等できちんと履修いただいてもまったく問題ありません)。

 入社後の資格取得支援制度として、自己啓発支援制度(10万円/年を上限)や、英語コミュニケーションを向上させるための "English Challenge 2.0"(受講料補助あり)等があります。また、資格取得支援に関わる特別休暇制度として年間5日間のセルフ・ディベロップメント休暇も利用可能です。

ITコンサルタントには
どのようなキャリアパスがありますか。

 コンサルタントとして経験を積んだ後、さらにエキスパートとしてのキャリアを進む以外にも、ご自身のビジョンや適性に合わせて様々なキャリアの選択が可能です。ここでは一部ですが、先輩のキャリアパス事例をご紹介します。

・得意なスキル分野をより深く極めたい
 ⇨ プロジェクトのチームリーダーや、上位職ソリューションアーキテクト
・プロジェクト管理に関わりたい ⇨ プロジェクトマネージャー
・お客様と密に接した提案を行っていきたい
 ⇨ 顧客サービス担当責任者(技術サービス管理者、営業)
・海外に拠点を置いて活躍したい ⇨ 社内異動プログラムにてSAP海外本支店に転籍

ITコンサルタントでは
どのような方が活躍していますか。

 お客様の期待に応えるため、高いコミュニケーション力や製品導入スキルを持っている方や、得意な分野のスキルをより深堀し新たなサービスを創出するといった方等、様々な方が活躍しています。高いスキルを有していることはもちろんですが、会社のストラテジーに沿って自分が何をするべきかを考え行動し、自己啓発に取り組むことによって、より活躍の場が広がります。

 一方で、年次有給休暇や夏期特別休暇等を利用して、休めるときは休み(例えば2週間以上の連続休暇を取得することもできます)、仕事とプライベートを両立させたメリハリのある働き方を選択している人も少なくありません。

出産や育児をサポートする制度はありますか。

 「出産休暇」や「育児休暇」に加え、「育児短時間勤務」(「小1の壁」をはじめとした子供の成長に十分寄り添えるように小学校卒業まで取得可能)等の制度があります。また、配偶者の出産後1年間、1日単位で取得できる男性社員向けの「出産・育児休暇」(最大15日)に加えて、社員だけでなく同居の親族が私傷病の際にも取得できる私傷病休暇(最大5日/年)、テレワーク制度等、男性社員・女性社員ともに利用できる各種支援制度も整えています。